2013年度の都道府県別の犬の登録頭数から見えてくるもの、犬は2年連続で減っている

厚生労働省が2013年度(平成25年度)の「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等」を公表しました。これは、年度末(2013年3月31日)時点で鑑札登録している犬の数と狂犬病予防の注射を受けた犬の数がわかる統計数字です。

ボクはこの2013年度の統計結果が気になっていて、公表されるのをずっと待っていたのです。

気になっていた登録頭数

犬の数が減少傾向にあることは以前から気づいていました。なので、これまでも何度か登録頭数に関する記事を投稿してきました。

当然、2013年度も登録頭数が減っていると予想はしていましたが、実際にはどのぐらい減っているのかが気になっていました。というわけで、厚生労働省が統計数字を公表するのを待っていたというわけです。

集計ミスが見つかる

ところで、「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等」の統計数字ですが、おそらくは集計ミスと思われる点に気づいてしまいました。

神奈川県の犬の登録頭数について、厚生労働省HPにでている神奈川県の登録頭数と神奈川県HPにでている登録頭数に大幅な差異が出ていたのです。

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多少の差異は全体の数字的なことに関して影響が少ないと思うのですが、さすがに2013年度の差異23,585頭はインパクトがあり過ぎます。

ということで、2013年度分だけは神奈川県のHPにでている頭数が正しいものとして扱い、これ以降の話しを進めることにしたいと思います。

2年連続の減少

さて、2013年度の全国の犬の登録頭数は2012年度と比べると、62,343頭が減少しました。比率では、0.9%の減少です。これで2年連続の減少となりました。

このようすだと、2014年度も登録頭数が減って、3年連続の減少となるのは確実という感じがしてしまいます。

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増加している都府県

「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等」は名称のとおり都道府県別に登録頭数を見ることができます。

そこで都道府県別に登録頭数の動向をみていく増加を続けている地域があることに気付きます。意外にも過去5年間に1度も減少することなく毎年増加を続けているのです。それが次の3つの地域です。(カッコ内は過去5年間で増加した登録頭数です)

  • 東 京(44,284頭)
  • 神奈川(35,579頭)
  • 岡 山(2,014頭)

この他に、過去5年間の内で登録頭数が減少する年度があっても、5年間のトータルではプラスの登録数になっている地域というのがありました。要するに、2009年度よりも2013年度の登録頭数の方が多い地域があるというわけです。それが次の4つの地域です。

  • 大 阪(25,477頭)
  • 広 島(12,500頭)
  • 福 岡(1,593頭)
  • 沖 縄(2,787頭)

日本全体としては2009年が登録頭数のピークでした。それ以降の5年間では2009年度を上回ることがありませんでした。そういう中にあって、7都府県に限っては増加しているというわけです。

改正動物愛護法の施行

ところで、2013年度というのは2013年4月1日~2014年3月31日までのことです。この年の9月1日には改正動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律)が施行されました。短いながらも7ヶ月間は改正後の動物愛護法が適用されました。

つまり、改正動物愛護法の施行が犬の登録頭数に影響を与えたかもしれません。その観点から2013年度の登録頭数が増加した地域をピックアップしてみると、6つの地域が該当しました。

  1. 広 島 9,072頭
  2. 神奈川 4,199頭
  3. 東 京 3,317頭
  4. 福 岡 2,590頭
  5. 和歌山 1,015頭
  6. 岡 山 78頭

このうち、神奈川・東京・岡山は過去5年間は増加し続けている地域です。改正動物愛護法の影響は小さかったと見れそうです。

その反面、広島・福岡・和歌山については、もしかすると影響を受けているかもしれません。目を引くのは広島の突出した増加数です。また、広島や福岡については過去5年間の中で最大の増減数を示したのが2013年度でした。

この他にも減少数に注目してみると、また違った地域が浮かび上がってきます。なかでも2012年度と2013年度に大幅な減少数になっている地域がありました。それはまるで改正動物愛護法の施行を見据えて、計画的に対処したとも見えなくもありません。

2014年度の頭数登録がどのような結果になるのか、今から気になってしまうところです。

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