犬の頭数推移から見えてくるもの、今も人気の高いトイプードル

犬の登録頭数については、年に何回かはチェックをしていました。

それは、レオくんと暮らすようになったからというのがきっかけなのですが、それとは別に、登録頭数の推移を見ていると世の中の動きと連動しているようにも見えてきて、なかなか興味深いものだったからなのです。

で、年が変わって2013年分のデータが公開されていたので、ご紹介したいと思います。

元データ

いつもボクがチェックしているのは、主に次の省庁や団体が公表しているデータです。

  1. 都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(厚生労働省)
  2. 犬種別犬籍登録頭数(JKC)
    ※JKC=ジャパン ケネル クラブ
  3. 全国犬猫飼育実態調査(ペットフード協会)

それで、実際に公表されたデータを見てから思い出したのですが、それぞれのデータのモニター期間が異なるので、全部が出揃ったというわけではありませんでした。
具体的には次の通りです。

  1. 厚生労働省 : 4月~3月(年度)
  2. JKC : 1月~12月
  3. ペットフード協会 : 10月時点

なので、厚生労働省の2013年のデータについては更新されていませんでした。更新されるのは、平成25年度が終わる平成26年3月(2014年3月)以後ということになります。

絆でつながる2011年生まれ

犬を飼うときには市町村に犬の登録をします。その登録数を集計したものが登録頭数です。全国の登録頭数を集計した数は、厚生労働省のホームページに公表されています。

年度で集計されるので2013年度分がまた公表されていません。2013年4月~2014年3月までが2013年度なので、現時点では途中ということになるからです。

グラフの推移をみると、大きな動きはありません。
それでも2009年をピークにして2010年に減少の傾向を見せましたが、2011年に再び増加しました。

2011年は東日本大震災があった年です。「絆」や「家族」という言葉が脚光を浴びた年でした。その影響が少なからずあったものと思います。
なにを隠そう、2011年はレオくんをわが家にお迎えした年なのです。

そして、2012年に再び減少に転じ、おそらく2013年はさらに減少しているはずです。

右肩上がりで増え続けている東京都

ところが、予想しなかった数字を見つけました。

ボクとレオくんが住む埼玉県の数字を拾ってみると、予想どおりにわずかな減少傾向を見せていました。

何気なく東京都の数字も拾ってみて、驚きました。
登録頭数が年々増加していたのです!

考えられる理由は2つです。

1つには、ペット可のマンションやアパートが増えたことです。
犬が飼いやすい環境にかわりつつあるのです。実際にボクの周囲のマンションやアパートでは、犬を飼っているお宅が普通に見られるようになりました。

もう1つは、都会の晩婚化です。
東京には結婚しない男女が多くいて、その彼ら彼女らが癒しを求めて犬を飼うというわけです。まぁ、これはボクの想像なので根拠のある話ではありませんけどね。

トイプードルの人気

JKC(ジャパン ケネル クラブ)の登録頭数とは、JKCに登録されて血統証明書が発行された犬の数です。要するに純血犬の数です。

で、トイプードルは2008年から不動の人気ナンバーワンの犬種なのですが、それですらも2013年には登録頭数で6400頭余りが減少しました。

とはいえ、トイプードルの登録頭数は大雑把にいって横ばいで推移をしています。反対に、トイプードル以外の犬種では右肩下がりで減り続けています。

このことからも、トイプードルの人気は相変わらず高いことがわかります。

ところで、純血犬の登録減少は2007年時と比べると165,000頭余りが減っています。

おそらく、バブル崩壊後の景気後退により、血統書付きの高級犬は敬遠されたのではないかと推測されます。

犬飼育頭数推計

犬飼育頭数推計は、ペットフード協会がインターネットを通じて行ったアンケートに基づいて、飼育されている犬の頭数を推計したものです。

これがインターネットのアンケートにより推計された犬飼育頭数推計です。このグラフでも、2013年まで減少を続けていることが見て取れます。

ただし、役所の登録頭数との数が違いすぎる点が気になるところです。

そしてもうひとつ気になるアンケート結果がありました。
グラフとは関係ないのですが、そのアンケートの中に、『過去10年間に飼育した犬の役所への届出・登録の有無』という質問があって、トータルで18.1%の人が届けていなかったと回答していました。

役所の登録頭数であっても全ての犬の頭数を捉えてはいない、ということになります。

データの違い

役所が管理する登録頭数、JKCの犬種別犬籍登録頭数、ペットフード協会の犬飼育頭数推計は、同じ犬の集計ではあるのですが、それぞれに捉えている対象の切り口が違います。
当然、単純に比較することはできません。

ですが、同じグラフ上に表示することで見えてくるものがあるものです。

犬種別犬籍登録頭数と登録頭数は大雑把に言えば横ばいに見えます。それに対して犬飼育頭数推計は2008年以降減少を続けています。これは、役所に登録していない飼い犬が急激に減少している、ということを表しています。

ただし、犬飼育頭数推計は推計なので、どこまで実際の頭数に近いのかは不明です。

確かめるためには犬の全頭数を把握しているデータが必要なのですが、実際そんなデータはどこにも存在しないのです。

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