新しく購入したフレキシリード(flexiリード)のテストも兼ねて見沼自然公園に行きました。そこで実際にフレキシリードを使ってみると、これまで使っていた伸縮リードとはずいぶんと違うことがわかりました。
ということで、今回はフレキシリードの使用レポートです。
フレキシリードの特徴
フレキシリードはリードを巻き取るチカラが強力です。リードの送り出しや巻き取りは、レオくんの動きに連動して、よじれることなく自動で調整されます。そのときのリードは、常にピーンと張っているようなイメージです。
このような状態で使っているので、急な引き寄せが必要な際には有利になります。手元でリードにブレーキをかけて引っぱりさえすれば、レオくんを簡単に引き寄せることができるからです。このことは、緊急危険回避時には威力を発揮しそうです。
もちろん、意図的にリードを地面に垂らして置くこともできますが、実際にやってみると簡単にレオくんの足に絡み付いてしまいました。フレキシリードは、常にリードを張った状態で使うのが正解のようです。
今までの伸縮リードなら
これが今まで使っていた伸縮リードであれば、巻き取るチカラが緩やかでした。リードの巻き取りはレオくんの動きからは遅れて巻き取るような状態でした。
そんなわけで急なレオくんの引き寄せは不得意だったかもしれません。その分、周囲には気を配って注意を怠らないようにしていました。
こう書いてしまうと、今までの伸縮リードが危険なリードのように聞こえてしまいますが、そうではありません。注意をしていた分、かえって安全だったかもしれないと思うほどです。
道具は使い方次第です。
使ってみてわかったこと
中型犬用
購入に際してはMの中型犬用を選びました。1番の理由は耐久性を考えてのことで、小型犬用よりは中型犬用の方が壊れにくいだろう考えたからです。ところが届いたフレキシリードは、思っていた以上に大きく重量もありました。この時点では正直、失敗したかなと思わないでもありませんでした。
ところが実際に使ってみると、そんなことは全く気になりませんでした。たぶん、持ち手の形状などが手に馴染むので忘れてしまっていたのだと思います。
そうは言いつつも、小型犬用で十分だったとも思っています。仮に体重が5kg以下のワンコだったら、絶対に小型犬用をオススメしますよ。w
コード
購入したフレキシリードはリード部分が細いヒモ状のコードタイプを選びました。巻き取りがスムーズであることを期待してのことでした。実際は巻き取りが力強くて予想以上でした。
その反面、細いヒモ状であることに危険を感じてしまいました。事実、取扱説明書には次の文言が記載されていました。
お子様にはフレキシリードを使用させないでください。
万が一、指にコードがからんだままでレオくんがダッシュしてしまったら大怪我は間違いなしです。巻き取りのときにコードに直に触れていたら、摩擦による擦りキズや火傷をしそうです。
そしてもう1つ気になるのは、コードが細いために少し離れただけで見えなくなる点です。ボクが道路の右側にいてレオくんが左に寄ってしまって、そこに自転車が走ってきたら・・・
そんな状況にならないように気をつけなければなりません。
ブレーキ
ところで、自転車などのブレーキというのは、必ず減速してから止まります。そうでないと運動には慣性というものがあるので、自転車が突然止まると体は前に投げ出されてしまうのです。
フレキシリードの大きなボタンはブレーキボタンです。コードの送り出しや巻き取りを止めるボタンです。このブレーキボタンが曲者で、押すと「ガッ!」と突然に止まってしまうのです。ストップボタンと改名して欲しいほどです。
問題は、コードの送り出しが突然止まってしまうことで、走っているレオくんに強い衝撃を与えてしまうことです。まるで、プロレスのラリアットをあびてしまったようです。
そのようすを見てしまうと、できればブレーキボタンを押したくないと思ってしまいました。
ちなみに、ロングリードを使うと事情が違ってきます。ロングリードはロープ自身の重さで自然にたわみができます。それがちょうど良いクッションになってくれるので、ストップ時の衝撃をやわらげてくれるのです。
コミュニケーション
日常の散歩ではレオくんとのコミュニケーションを楽しむのですが、その1つにリードを通じてサインのやり取りをする方法があります。
散歩中の多くはリードをたるませてリラックス状態にしているので、リードがまっすぐになる程度に引いただけで、レオくんはその変化に気付いてボクからのサインを受け取ります。逆にレオくんがどうしても確認したいニオイがあると立ち止まるので、リードがピンと張ることでボクがいち早く気づくので、レオくんを引きづることなく止まることができます。
そこでフレキシリードです。
フレキシブルリードは、レオくんの動きに合わせてリードの長さが自動で調整されます。その間、リードを巻き取るチカラが働き続けているので、リードはテンションがかかった状態でピンと張っていることになります。
最初にかみさんがフレキシリードを持つと、レオくんはいつものように動き回ります。いつもグイグイと引っぱっているからです。
ところがボクがもつと途端に上手くいかなくなります。常にリードには巻き取ろうとするチカラが加わった状態なので、レオくんはボクのことが気になってしまうようです。もちろん、ボクからのサインもレオくんに伝えることができません。
その結果、ボクがフレキシリードをもって公園内を散歩するときは、いつもと同じぐらいの長さにリードをロックしてたわませることになりました。
フレキシリードはシュチュエーションで使い分ける必要があるようです。
仲間です
いくつかの気になる点があるフレキシリードですが、それでも良い道具であることは間違いありません。
要は使い方次第なのです。
フレキシリードを購入したこともあって、散歩中はなんとなく他の飼い主さんの手元がきになるようになりました。それがフレキシリードだったりすると、なんだか嬉しくなってしまいます。
「ウチでもフレキシリードを買ったんですよ」
声に出しませんでしたが、そんなことを思っていました。w
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