しつけに関する意識調査の中にもワンコを育てるヒントがある

ペット保健のペット&ファミリーでは、犬のしつけについて意識調査を行い、その集計結果が発表になりました。

しつけと言うとこれまでに何度も見ているようで食傷気味な気もしないでもありませんが、面白い点もあったりしたのでご紹介します。

概要

発表された「愛犬のしつけに関する意識調査」は、ペット&ファミリーのホームページに8月26日付けで掲載されました。

調査対象は、犬を飼っている20~80代の男女1,000人であり、しつけに悩んだことがある方です。調査方法はインターネット調査でした。

しつけについての質問は10項目があり、以下はその質問だけを抜粋してみました。
(番号は便宜的に付けています)

  1. あなたが、愛犬の行動で「困っている(いた)こと」はどのようなことですか?
  2. 愛犬のしつけ習得の完成度をお答えください。
  3. あなたは愛犬のしつけにおいて失敗したと感じたり、後悔したことがありますか?
  4. あなたが愛犬のしつけにおいて失敗したと感じたり、後悔したことはどのようなことですか?
  5. 愛犬のしつけにおける失敗や後悔に関して、どのようにすれば良かったとお考えですか?
  6. あなたが愛犬のしつけで効果的だと思うほめ方を教えてください。
  7. あなたが愛犬のしつけで効果的だと思う叱り方を教えてください。
  8. あなたが愛犬のしつけをする上で参考にする情報源は何ですか?
  9. ペット用のしつけグッズを利用したことがありますか。
  10. 愛犬のしつけに関するグッズの用途をお教えください。

「愛犬のしつけに関する意識調査」より

興味深かった点

困っているのは「無駄吠え」と「トイレの粗相」

質問の1の回答では、「無駄吠え」で困っている(いた)人が6割近くおり、「トイレの粗相」では5割近くいる結果となっていました。この2つ以外の困っている項目では3割にも満たない状況でした。

このことから言えるのは、「無駄吠え」や「トイレの粗相」についてしつけができれば、しつけで困っている人が激減するということになります。

レオくんも「無駄吠え」はしています。ピンポーンや宅配業者に吠えるのはやめさせたいとは思っていますが、困っているというほどでもないので、今のところは何もトレーニングはしていません。

「トイレの粗相」については、レオくんも初めは大変でしたが今は問題なくできています。どの犬もしつけるまではきっと同じでしょう。

わがまま

質問の4の回答のトップは、「犬がわがままになった」というもので全体の3割近いオーナーが選んでいました。それ以外の回答は2割にも満たない割合なので、突出しているといえます。

その「犬がわがままになった」についてですが、ボクは「わがまま」という言葉の中にとても人間っぽいものを感じてしまいます。

例えば、人の子がわがままな子どもに育つのは、親や家族のものが甘やかして育てることで「わがまま」が育つものです。「わがままな子どもに育ててしまった」とは、正に読んで字のごとくなのです。

それならば、そもそも犬はわがままな動物なのでしょうか?

いいえ。
わがままは「人」が育てた結果なのです。

育てる

質問の5については、回答の1位「もっとほめる」、2位「飼い主が知識をつける」、3位「もっとスキンシップをとる」
質問の6と7については、それぞれの回答の1位は「すぐほめる」「すぐ叱る」でした。

この答えだけを見ると、何やら人の子どもを育てるための大切なポイントではないかと見紛いそうになります。たぶん、それが正解なのではないかと思います。

人の子を育てることと犬を育てることは、そのやり方や方法などに違いはあるかもしれないのだけれど、育てるという点では同じなのです。

そして何より忘れてならないのは、「育てる」ことで重要なことは、「○○をさせる」ことでも「△△をやらせる」ことでもありません。唯一、あなた(わたし)がどうするかが重要なのです。

だって、既に答えはでているのです。

「(わたしが)もっとほめる」
「(わたしが)知識をつける」
「(わたしが)もっとスキンシップをとる」
「(わたしが)すぐほめる」
「(わたしが)すぐ叱る」

だけども鵜呑みは禁物

ここまでは興味深かった点をあげましたが、これは念頭においた上で結果をみなければなりませんよ、という点をあげておきます。

調査対象者

調査対象は、「犬を飼っており、しつけに悩んだ経験がある方」とあります。つまり、一般的な犬のオーナーさんだけでアンケート調査をしたならば、しつけで困っている人の割合は少ないかもしれないということになります。

犬種や環境の違い

犬種の違いや大きさの違いによって求められるしつけが違います。また、室内飼いと外飼いや家族環境の違いも大きく影響するでしょう。

「しつけ習得の完成度」の線引きに疑問

しつけ習得の完成度は「とても満足している」を10点、「普通」を5点、「全く満足していない」を0点としています。回答では「普通」の5点をつけた方が圧倒的に多く27.8%でした。次に多かったのは7点の15.9%で相当な開きがありました。

それで、これ以降6点以上と5点以下で分けて評価をしているのですが、もっとも回答数が多かった「普通」を低いほうに分けてしまうのには違和感を感じました。最低でも上・中・下の3つに分けるべきだったのではないかと思います。

数字は見せ方によって受ける印象が全く違うことは、よく知られていることです。

避けては通れないしつけ

ワンコを家族に迎えると暮らしにいろどりをもたらしてくれます。ですが、それは何もせずにやってくるものではなくて、少なくとも2つのことをしなければなりません。

生きることの手伝いとしつけをすることです。

たったこれだけですが、これがそんなに簡単ではないのかもしれません。現実にあきらめてしまったり、できなかったりする飼い主さんがいるのだから、やはり簡単ではないのです。

ヒントはあります。
今回ご紹介した、「愛犬のしつけに関する意識調査」の中にもありました。

あとは、唯一あなた(わたし)がどうするかが重要だということになりそうです。

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