フィラリア予防

3.フィラリア予防(駆除)

フィラリアは、蚊が媒介する寄生虫です。一般に予防といいますが、実はこの寄生虫の幼虫を駆除することを指しています。
フィラリアの予防期間は蚊の活動期間にあわせて行うことになります。

犬フィラリア症

フィラリア成虫は犬の心臓や肺の血管に寄生する糸状(長さ17~28cm)の寄生虫の名前です。
そのフィラリアの寄生により心臓や肺、内臓などに異常をきたすようになります。

愛犬の生命や健康を脅かす感染症で、犬の平均寿命を下げている原因と言われています。

犬フィラリア症の予防

一般に予防といっていますが、フィラリアの幼虫を駆除をします。
フィラリアは成虫になってからの駆除は難しいのですが、幼虫は薬で簡単に駆除できます。

月1回なのは

フィラリア子虫は第一期から第五期まであり、犬の体内に入るのは第三期の子虫で、1ヶ月程で第四期になり、そのあと第五期を経て成虫になります。

フィラリア予防薬は第三期と第四期の子虫を殺すことができますので、薬を1ヶ月毎にあたえることで、フィラリア子虫を駆除できるのです。(第五期に成長したフィラリア子虫には薬が効かない)

つまり、1ヶ月毎に薬を与えるのは薬の効果が1ヶ月持続するからではなく、フィラリア子虫を第四期の段階で駆除するのが狙いなのです。
1ヶ月間の間に侵入したフィラリア子虫を、月1回まとめて駆除すると理解すればわかり易いでしょう。

薬を与える期間

通常は、5月から12月までの期間で7~8回の薬を処方されることが多いと思います。
この期間は、蚊が活動し始めた1ヶ月後から、活動を停止した1ヶ月後までとなります。

しかし、最近では1年中与えるよう勧める獣医師もいるようです。
その訳は、近年の温暖化などや都心のヒートアイランドにより、蚊の活動期間が長期化していることが理由です。
冬の間、犬の体内にフィラリアが侵入する確率は低いのですが、無いともいえません。

そうなると、薬を与える期間については、飼い主が獣医師と相談の上で決めるべきことといえるでしょう。