与えてはいけない食べ物

ワンちゃんには、与えてはいけない食べ物があります。
ドックフードだけしか与えないと割り切っているのなら気にする必要はありませんが、手作りの食事を与えたいと考えているのなら、押さえておきたい重要なポイントになります。

そもそも犬は、本来は肉食動物ですが、栄養学的には肉食に近い雑食動物といえます。

野生の犬は、動物の肉はもちろんのこと、その内臓も食べます。内臓には、消化された野菜類からのビタミンやミネラルが含まれていて、これを食べることで栄養を補っているのです。
犬にとって野菜類は消化しにくい食べ物なので、獲物の内臓にある消化された野菜類で栄養を補っているのです。

ですから、犬にとって野菜類はよい栄養源になる反面、消化しにくい食べ物であるということになります。

与えてはいけない食べ物

与えてはいけない食べ物といっても、それぞれに危険度が違います。
絶対に与えてはいけないものから、少々なら問題ないものまであります。

肝心なのは、それぞれの食べ物の危険度を知った上で、犬の健康と安全を守ることです。

非常に危険

以下は危険度が高いか、その可能性が高いので、基本的に与えないことです。

タマネギ・長ネギ・ニラ・ニンニク・絵シャロット・ラッキョウなど(ネギ類)

ネギ類に含まれる成分が犬の赤血球を破壊するなどの反応を示し、最悪死に至ることもあります。
直に食べさせなくとも煮込んだスープにも反応します。(コンソメも含む)

チョコレート・カカオなど(カカオ類)

カカオの成分が心臓系や中枢神経系に影響を与える毒素になります。
少しだけならなどと食べさせるようなことは絶対にしてはいけません。

レーズン・ぶどうなど(ぶどう類)

有害性は認められているものの、因果関係はわかっていません。
嘔吐や下痢を引き起こし、腎不全から最悪死亡することもあります。

アボガド

アボガドに含まれるペルジンが毒になるようです。
反対に、何の症状も出なかったという記録もあるので確定的ではありません。
いずれにしても、危険かもしれないのならば与えないことに越したことはありません。

キシリトール

嘔吐、歩行困難、肝不全を発症する危険があります。
少量でも危険ですので、与えてはいけません。

香辛料・わさび・調味料

刺激物は感覚麻痺を起こすことが考えられますので、あたえてはいけません。

マカデミアナッツ

有害とされています。
嘔吐、高熱、硬直、ふるえなどの症状がでることがあります。

人用の薬・栄養補助食品・サプリメント

危険ですので人用のものは与えてはいけません。

危険

以下も危険であることに変わりはありませんので、与えてはいけません。

サザエ・トコブシなど(貝類)

腫れや痒みなどの症状がでることがあります。
特に耳に症状がでやすく、最悪は壊死するケースもあります。

タコ・イカ・カニ・クラゲ

消化が悪いので消化不良を起こしやすいようです。
また、ビタミンB1を破壊するチアミナーゼが含まれていたりします。

スルメ

スルメは胃の中で膨らむことで詰まってしまい胃腸障害を引き起こします。

生の牛肉・生の鶏肉・生の豚肉(生の肉類)

新鮮であれば与えても良いという方もいますが、寄生虫や菌、原虫などがいることがあります。
肉類は必ず火を通すようにして与えるようにしてください。

生魚など

肉と同様に必ず火を通してから与えるようにしてください。

アルコール

嘔吐や下痢、ふるえなどを起こし危険です。

お茶・紅茶・カフェイン

心臓や神経系に異常をきたすおそれがあります。

きのこ

毒きのこは当然ですが、椎茸などは消化が悪いため避けたほうが良いでしょう。

タケノコ

消化が悪いので与えないようにしましょう。

こんにゃく

消化が悪いので与えないようにしましょう。

注意が必要

トウモロコシ・ナッツ類など

消化が良くないものは、消化不良や下痢などを起こします。
また、ピーナッツはマグネシウムが多いので結石をひき起こすこともあるようです。

牛乳

下痢になる場合があります。

野菜類

野菜類は消化しにくい成分が含まれるため大量に食べると胃腸の負担になります。
適量なら良い栄養源になります。